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2008年3月

バラとナイチンゲール(1)

 冷たい海の岸辺にある、とても美しい国にダイナスという名のひとりの若者が住んでいました。

 姿は松の木のようにがっしりとしていて、顔はくっきりとりりしく、髪は亜麻色でした。

 彼に会った人は、老若男女を問わずみんな、うっとりと見とれました。

 とりわけ村の娘たちは彼から目を離すことができません。

Naichingail01  ただひとりだけ、彼のことには目もくれないふりをしている娘がいました。

 スカイストラという名前です。

 姿は白樺のようにすらりとしていて、顔は美しく血色もよく、髪は金髪でした。

 彼女に会った人は、老若男女を問わずみんな、彼女の姿が見えなくなるまで目で追い続けました。

 村の青年たちは彼女のことしか考えませんでした。

 みんなはスカイストラのことを夢にまでみました。

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気まぐれな風

 笑い声を上げて
 他の子と喋ってる
 君の向こうに
 何でもない事にイライラしている
 嫉妬深い 自分の姿を見た
 こんな僕を 好きだと言ってくれた
 君を手放したくはなかったから・・・

 君と共に生きていきたいWind01
 それがどんな形であっても
 きまぐれな風が僕達を
 包みこんでくれるのなら・・・

 閉ざされたままの
 闇にただずむ
 僕の心に
 君は優しい光を注ぎ
 その黒く澄んだ瞳を
 覗かせて・・
 悲しくて泣きそうになった時は
 いつも慰められて・・・

 どんな高い壁でも
 君と二人なら乗り越えられる
 気まぐれな風が暖かく
 包みこんでくれるなら・・・

 君と共に生きていたい
 それがどんな形であっても
 気まぐれな風が僕達を
 包み込んでくれるなら・・・

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孤独

 凍てつく冬を前にして

 僕は全てをなくしてしまったみたい

 心の支えも友達も

 そして自分の健康さえも・・

Winter  今は自分の言葉も虚しく見える

 愛っていったい何なのだろう?

 真実っていったいどこにあるの?

 ひとりぽっちには

 慣れていたはずなのに・・

 今は冷たい北風が

 本当に身に凍みる・・

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星々

 窓を開ければ空が見える

 たとえ雨が降っていても

 雪の日でも・・・

 の向こうには星がある

 そんなことを思っていた時もあった・・・

 悲しいことだけど

 Star02 の僕にはもう何も見えはしない

 夜空にくっきりと浮かぶ月の姿さえも

 涙で曇って見えはしない

 でも、いつかきっと

 分の心の内に

 美しく輝く星々を

 見つけられる日が来ることを

 の底から願ってる

 この罪を償うことができたなら・・・

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貝の気持ち

 辛いことも 苦しいことも
 いっぱいあった・・・
 人を愛することが罪ならば
Erika04  僕は罪人かもしれない・・・

 でも僕の言葉に嘘はなかったはずだよ
 たとへ君がどう思っていようと・・・
 僕が君についた嘘はたったひとつだけだから・・・

 心の底に秘密をもつことは苦しいことかもしれない
 でもその苦しさは僕の正直な気持ちだから・・・
 僕は今でも君の幸せだけを願っている
 もう信じてはもらえないかもしれないけれど・・・

 君の幸せを守るためなら僕は黙って貝になる
 君の心地よい眠りのためなら喜んで貝になる

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風船(2)

 蒼空をさわやかな春風にのって流れて行く風船を追いながら、少女との別れを想っていた。

 色あせたトタン屋根をいくつも越えて、澄みわたる五月の空の彼方へと吸い込まれて行った。

Baloon02  町外れまで駆けて来て、息をきらせて立ち尽す私の傍を小さなトラックが土煙を巻き上げて通り過ぎて行った。

 荷台には小さく手を振る少女の姿があった。

 今、赤い風船がひとつ、人の手を逃れ、天井に貼りついたようになっている。

 人口の空に頭を押さえつけられ、窮屈そうに首を傾けている風船に比べ、少女の面影とともに蒼空の果てへ飛んで行った風船は幸せに想われた。

 行き場をなくした風船は、持ち主にも見放され、力なくうなだれている。

 「彼女は本当の空を知っているのだろうか。」中空で揺れている白い糸に向かって、私は思いっきりジャンプした。

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風船(1)

 色鮮やかな熱気があおざめたの光の下にあふれていた。

 地下街にひしめく人々の群れはのどかな時間に酔いしれている。

 労働の代価を享受してか、人々の胸はこころもち膨らんで見える。32784

 足取りは軽く、陽気な雰囲気が長い列をつくっていた。

 そのところどころに色とりどりの風船が浮かんでいた。

 往き手をさえぎられた風船はいかにも心細げに見えた。

 若い頃、ふとしたはずみに手を離れた風船を懸命に追いかけたことがある。

 それはごくありふれた風船だったが、その時の私にはかけがえのないものに感じられた。

 それはある少女に渡すはずの風船だった。

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‘治りたい’

 ただそれだけ…

2002060120114s  治ったら全てが元に戻れる
 そんな気がする

 本当に戻れるの?
 そんな気もする

 全てが元に戻らなくても
 今より楽になれるよね

 だから
 早く治りたい

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‘ずっと…’

 生きていれば
 不可能なことさえ可能になる

 でも
 死んでしまったら
 可能なことさえも不可能になる

Time_02019  だから

 私は
 ずっと生きていたい

 そして
 私は
 ずっとここにいるよ

 ずっとね

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あなたの心に

 貴方の指が私の指に絡まる瞬間

 たったそれだけのことで

 体全体・・・心も・・・・

 包まれてしまうBaloon05

 そんな感動

 あなたはわかってるのかな

 こんなに喜んでること

 気付いてないだろうね

 寄り添いたい

 ・・・貴方の心に・・・

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笑顔

 辛い時も苦しい時もありました・・・
 そして涙の時さえも・・・

Masami02_2  逢えなくなって時は流れたけれど
 思い出すのは君の綺麗な笑顔ばかり・・・

 青く澄んだ空と薔薇の花々に囲まれて
 君は美しく輝いていたね・・・

 季節は移り・・・
 時は流れても・・・

 僕はあの日の君を忘れない・・・
 君の笑顔を忘れない・・・

 笑顔の裏に秘められた君の悲しい心が分かるから・・・

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迷い

 今 どうしてますか?

 あの時 あの場所で出会った
 心の迷子を 助けてくれた君・・・

 どんなに同じ速度で歩いても
 結局 かなわない想いになってた・・・Heart

 出せない自分の心
 出してしまった自分の心

 大切な心って何処に行くんだろう
 時と共に移り行くものなんだろうか

 知らない間に 平気になって行くんだろうか
 他の誰かと歩く事も・・

 なんだか寂しい気がするけど
 儚い夢はいつかは覚める・・・

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見えない心

 君の中での僕との約束は
 一体どんな意味があったのだろう?
 僕には見えない…

 冷たい言葉と
 冷たいしうち
 何処まで僕を凍えさせるのかTsunopho04

 もう…一息に息の根を止めて欲しい
 君の持つ最強の武器
 その氷の刃で…

 「愛している」と囁きながら
 君の目は何処を見つめていたのだろう?
 「大切な人」と囁きながら
 君の心は何処にああったのだろう・・

 そして…何度傷つけられても
 やはり僕は離れられない
 言葉の鎖にがんじがらめにされて
 見えない心を探してしまう

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Mail

どうしちゃったの?

今日は君が見えない

出せども返らぬメール

君から届かない心の声

また閉ざしてしまったのだろうかKanransha

開きかけた心の扉を...

君の沈黙が僕を憂鬱にさせ

闇がそれを助長する

長い夜が不安を掻きたてる

君の沈黙は何だったのだろうかと...

元気なら元気だと

それだけでも欲しかったよ

君からのメールが・・・

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秋の夜

虫の音も聞こえないほど静かな夜に・・・
君の心地よい寝息は 秋の夜風のように心にしみわたる

Time_03103 つかのまの安息の時を 君は夢の中ですごしている
僕はか細いうでに君の淋しさを思っていた

君のしなやかな髪を指ですきながら 
君の幸せだけを願っていたはずなのに

君の涙を胸の上に感じたときのせつなさは今も消えてはいない
苦しいけれど夢には終わらせたくはない・・・

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迷子

色とりどりの薔薇の花が咲いていた
君の影を踏みながら歩いた
あの夏の日は想い出の底・・Time_02015

高鳴る鼓動を抑えながら
迷路の中を駆けていた
あの夏の日も想い出の底・・

悲しいけれど・・
辛い恋は長くは続かないと知りながら・・
あの日の薔薇の花園を僕は一生忘れない
何度道に迷おうと・・

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秋の風

古く朽ちかけた窓をあけると 静かな海が・・・
潮の香りをはこんでくる はるかの山の彼方から

夏の終わりに花開いたコスモスが物憂げにゆれる
海は見えない 人も見えない ただ想いだけが風にのり

Time_02141 けわしい峠を越えて やって来る・・・
でも 涙に光る君の瞳のわけを 僕は知らない

朽ちかけた僕の心は まだ夏の余韻をひきずって
冷ややかな秋の風をみつめている

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命の重さ

生まれてこなければよかった
もう死んでしまいたいと
思ったこともあった・・

辛く苦しい時は
きっと誰でもそう思うAngel

でも・・この世に生まれて来たから
今を生きているから
素敵な恋もできる

苦しい想いや辛い想いもあるから
喜びも2倍になるんだよ
辛くてもがんばって生きてみようよ

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